リフォームで収納を増やす(その3)


リフォームで収納を増やしたいときに、
「収納を設けたいけれど、場所がない」ということがよくあります。
掃き出しの大きな窓や、ドアが多いせいで、
収納を設けるための壁面が少ない家に多い悩みです。
そんな時は、窓を一部ふさいでカウンタータイプの低い収納を設けるという方法があります。
リビングやダイニングなどでよく使う手法です。
こちらの2軒のお宅では床まであった窓の前にカウンター収納を作りました。
窓は半分になっても、光は上から十分に取り込むことができるので、
部屋が暗くなることはありません。
背の低いカウンタータイプの収納は、圧迫感がないので、
リビングやダイニングなどくつろぐための場所にぴったりです。
また、部屋と部屋の間に、それほど必要のないドアがあれば、
ふさいで収納にしてしまうというのもおすすめの方法です。
たとえば、キッチンから洗面室に通り抜けられるドアがあるけれど、
廊下から回っても動線がさほど変わらない場合があります。
そんなときはドアをつぶして、キッチンに食器棚を、
洗面所側には天井から床までのリネン収納を設けるという提案をします。

こちらのお宅でもちょうど引き出しのあたりにあった
キッチンから洗面所へ行けるのドアを塞いだのですが、結果
食器棚を広くとることができ、たっぷりのものが収まってすっきりと片づきました。
「うちには収納を増やすスペースはない」と思う方でも、あきらめる必要はありません。
発想の転換で、収納を増やすことは可能です。
ぜひ、検討してみてください。