「一生、片付く家になる!」 散らからない住まいのつくり方 が出ました。

先月 エクスナレッジ社から
「一生、片付く家になる!」 散らからない住まいのつくり方
という本を出しました。
この本は2016年に出した
「ものが多くても、狭くてもできるいつまでも美しく暮らす収納のルール」に大幅な加筆修正をしたものです。
これまで長い間「収納ブーム」「断捨離ブーム」が続いてきました。
書店に行くとこのような本があふれていて、誰もが自分の家の「収納」について考えたことと思います。
その結果、片付けに成功した人もいれば、うまくいかなかったという人もたくさんいるのではないかと思います。
いろいろな本を読んで試したけれど、すぐリバウンドしてしまったり、
片付けに協力してくれない家族との関係が悪くなってしまった、という方も
もしかしたらいるのではないでしょうか。
けれど、そういうケースの中には、その人に問題があるのではなく、
家の方に「片付かない理由」があることも多いのです。
動線に合った適所に、ものの量に見合った適量の収納スペースがあれば、
生活の中で自然にものは片付きます。
この法則で収納を設けることで、ものが多くても無理に捨てる必要はなくなりますし、
量が把握できるので、ものを買い込むことも少なくなります。
ところで、最近は共働きの家が増え、家事の効率化を求める人が増えてきました。
単に快適性だけでなく、上手に生活を回せるような家が求めらています。
家電や生活用品の開発や進化も目を見張るものも多く
最近は、それらを取り入れた合理的な家づくりが求められていることを実感しながら設計をしています。
「時代とともに暮らしやすい住まいは変わっていっている」というわけです。
この本は主にそんな観点で内容を改定しています。
それでも、「片づく家」になるための基本の考え方は変わらないことも事実です。
「収納は科学であり、片付けも科学」です。
セオリーを理解して取り組めば、必ず片付く家になります。
そしてこのセオリーを一度理解すれば、一生片付けに困ることはありません。
生活は快適になり、家事も効率よくこなせて、
何より、家で過ごす時間を幸せに感じられるようになるはずです。
そんな暮らしを手に入れていただくためにこの本がお役に立てれば嬉しく思います。